沼にはまったオタクの話。

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ジャニオタからみた『らじらー』とは

 

私は土曜の夜NHK第1で放送されている『らじらー!サタデー』を欠かさずに聴いている。

 

この『らじらー!』について思うことを今日はあくまで主観でお話していきたい。

 

wktkラヂオ学園

らじらーについて語る上で外してはいけない人物がいる。らじらーリスナーの皆さんならご存知だろうが、NEWSの加藤シゲアキくんだ。もちろんガレッジセールのゴリさんも同様だ。

 

そもそも現在らじらーが放送されている時間はシゲアキくんとゴリさん(以下シゲゴリ)の番組、『wktkラヂオ学園』が放送されていた。

当時は今でいうらじらー9時台、10時台の放送で、2015年4月らじらースタートから現在のような3時間の番組となった。スタート当初は8時台をご存知、Hey! Say! JUMPの伊野尾くん八乙女くん(以下いのひか)が務め、9時以降をシゲゴリが担当していた。

 

前置きが少々長くなったが、『wktkラヂオ学園』(以下wktk学園)について少しお話したいと思う。

wktk学園は「高等学校の部活動をイメージしたもので、出演者はその部員やマネジャーと見立てる。現役の中高生を主とした10 - 20代の若者の悩み、恋愛・受験・仕事・人間関係などの相談を受けたり、その年代に特に聞かれるレコード音楽をかけた。」(Wikipediaより)

こういった趣旨の番組だった。この頃から若者向けのラジオ番組であることは明確で、現在のらじらーに通ずるものはある。

 

つまりらじらーの原点はwktk学園にある。そしてNHKラジオ第1のこの時間帯をジャニーズの枠として築き上げてくれたのは、加藤シゲアキくんであり、当時のリスナーであろうNEWSのファンの方達なのだ。

 

②らじらー!サタデー  2015年

2015年、wktk学園は放送が終了し、らじらー!サタデーに。シゲゴリに加えいのひかが、レギュラーMCとなった。

 

ちなみにらじらーのコンセプトはこんな感じである。

「これまでの『wktkラヂオ学園』を引き継ぎ、新しい10代・20代のラジオ番組として再出発。この番組は10代・20代をターゲットに、声優を起用したコーナーに加え、インターネット連動の小説を取り上げたりするなど、若者世代の「生活形式や関心ごと」にスポットを当てる。番組タイトルの『らじらー!』とは「ラジオする人」を意味し、ラジオを聞くだけでなくメールやTwitter、電話などを通じて番組に参加することで「ラジオを楽しむ人」を増やしていくことを番組コンセプトとして掲げている。」(Wikipediaより)

 

wktk学園同様、若者がターゲットであることに変わりはないが、変化したのはMCの年齢層。シゲアキくんより1つ若い世代であるHey! Say! JUMPの2人を起用することにより、さらに若いリスナーが増えたのではないかと考える。

2015年当時、伊野尾くんは伊野尾革命と呼ばれ始める直前、一方八乙女くんはバラエティでの経験は豊富な方であったと思う。

 

この2人の起用は大当たり。割とすぐに話題になった記憶がある。

 

らじらー放送1年目、いのひかの時間は弾けたポップな印象、シゲゴリの時間は少し落ち着いたでも全力でふざける印象だった。

 

 

③らじらー!サタデー  2016年以降

らじらーが今の形となったのが2016年4月。

wktk学園から4年間ポジションを築き上げてきたシゲゴリが番組を卒業し、9時台はジャニーズJrの安井謙太郎くん、高橋優斗くん(以下やすゆと)が、10時台はSexy zoneが隔週で担当。

 

 

1年を通し、いのひか担当の時間がかなり好評だったのと若い世代もラジオを聴くということが分かったのだろうか。さらに若い世代をターゲットに絞った感じが見受けられる。

 

この時点でポイントとなってくるのが9時台を担当することになったJrの2人だ。

この時、異例だったのは入所1年の高橋優斗くんと、Jrのまとめ役である安井謙太郎の起用。特に優斗くんに関しては認知度も低く「なんでこの子が?」なんていう反応も多かった。

 

私自身、優斗くんは入所して割とすぐに目をつけていた存在だったけれど私も不思議でしかなかった。しかし今思えば優斗くんが起用された理由がなんとなく分かった気がしている。

私が考えたのは以下である。

 

現役高校生と極めてリスナーに近い価値観

   当時高校生のJrといえば、井上瑞稀橋本涼、高橋海人、永瀬廉と長妻怜央などがいた。しかし瑞稀くんと涼くん、長妻くんは歴でいえばベテラン。廉くん、海人くんに関してはすでに最前線でJrを引っ張っていく存在だった。

芸能界といえば、やはりこちら側とは少し価値観が異なってくる印象がある。芸能人は私たちのワンランク上の場所にいる存在。しかし当時の優斗くんにはそれがなかった。中学3年生まで野球一筋の野球少年で、最近までは私たちが安心するような値段の服を着ていた。つまり限りなく価値観がこっちに近いのが優斗くんだったと考えられる。

  そして中高生リスナーが多いこの番組で等身大の学生から意見を発信できる存在が番組に必要だったのかもしれない。

 

④らじらーの魅力

私が思う、らじらーの魅力を時間別に紹介したいと思う。

 

1.伊野尾慧、八乙女光

   この2人の良さはお互いが真逆の価値観を持っていること。例えば伊野尾くんは自分が違うと思えば違うとはっきり言うし、普通の人がみないような視点で物事を捉えている。反対に八乙女くんはほとんど肯定から入る。リスナーの悩みに対して否定をすることはほとんどないのだ。自分では見えない部分を的確に二人は探し出してくれる。

 

2.安井謙太郎高橋優斗

   この2人はなんと言ってもギャップ。年齢差もあり、歴もだいぶ違う2人。安井くんは常に仕切りを任せられる存在。一方、優斗くんはまだまだひよっこ。真面目な安井くんとフランクな優斗くん。正反対の2人だけどこの番組だけはお互いにハメを外している部分があるのではないだろうか。常に優斗くんを引っ張るのは安井くんだったが、ココ最近は安井くんが力を抜いて優斗くんが引っ張ることも多くなってきた。

9時台は誰もが聴きやすい、惹き込まれるラジオかもしれない。

 

3.Sexy zone

   魅力は毎週違う色。隔週で2人ずつ回すためそれぞれ違った色がでるのだ。コンビによって雰囲気もテンポも違う。毎週違うものを感じることができるからこそ、いつでも新鮮味のある番組をつくりあげることができるのかもしれない。

 

⑤ジャニオタなら、らじらーを。

    私が思うのは、1度でいいから『らじらー!』をきいてほしい。どの時間でもいい。

もしかしたらNEWSのファンの方は、既に番組から遠ざかっているかもしれない。嫌いかもしれない。それでも少しでいいからきいてほしい。

 

Jr、セクゾ共にシゲアキくんから番組を受け継ぎ当時より確実に番組を盛り上げてくれている。番組の色は変わってしまったかもしれないが、ベースにはwktk学園が存在している。根本的な部分は変わっていないはずだ。

 

反対に現リスナーの方々にはシゲアキくんが築き上げてきたものが確かにあることを忘れないで欲しいと思う。

 

⑥まとめ

   らじらーについて私の拙い文章で少しでも知ってくれると嬉しく思う。今、ジャニーズがレギュラーでもつラジオの中で1番盛り上がっているのは間違いなく『らじらー』であろう。

そして自担が生放送のラジオ番組を持っていることを誇りに思ってほしい。ラジオはテレビよりも繋がれる。それを大事にしているのがらじらーだ。

リスナーには、これからもシゲアキくんが築き上げたこの時間を少しでも長く守るためにさらに番組を盛り上げていってほしいと思う。

 

 

※これはあくまでいちファンの主観です